ダイエットや美肌のために、取り入れることが多いマッサージ。でも実は、生理痛やPMSなど、さまざまな症状の改善にも役に立つことをご存知ですか?今回は、女性の生理周期に合わせて、不調を和らげたり、好調を後押しする手軽なマッサージ方法をご紹介します。
子宮から経血を外へ排出するとき、子宮の収縮を促すホルモン「プロスタグランジン」の作用が強くなると、腹痛や腰痛などの生理痛が引き起こされます。さらにお腹周りの冷えによって、その痛みがより強く感じられることも。
つらい生理痛の対策には、腹部の冷え解消が大切。腹部の冷えを和らげるためには、お腹側のマッサージに加えて、背中側にある仙骨(おしりの上にある骨)のマッサージで血行を促し、まんべんなく温めるのがポイント。ただしデリケートな時期なので、強い刺激は避け、優しいタッチで行いましょう。
痛みや不調が少ないこの時期は美肌ホルモン「エストロゲン」の分泌が増え、肌の潤いが増しているのでニキビなどのトラブルも起こりにくくなります。そんなときはさらに美しくなるためにスペシャルケアを行う絶好のチャンス!
手軽にできるのは、顔の老廃物を流してくすみのない美肌を促進するフェイシャルマッサージ。洗顔後の清潔な肌に化粧水をなじませたあと、すべりを良くするため、乳液やマッサージクリームを手のひらに適量伸ばしてからスタートしましょう。
「エストロゲン」優位から、黄体ホルモン「プロゲステロン」優位へと切り替わる影響で、心身ともに不安定になりがち。むくみやだるさを感じはじめたら、下半身のすっきり感が味わえるシンプルなマッサージを試してみて。お風呂上がりなど血行の良いときに行うのがおすすめ。
黄体ホルモン「プロゲステロン」が増え、頭痛や腹痛、イライラなどPMSの症状が現れることも。この頭痛は、頭部の緊張だけでなく、実は首筋のコリによる血行不良とも関係があります。この部分を優しくほぐすマッサージを行うことで、痛みを和らげることができます。仕事や家事の合間にできるから、リラックスしながらトライして。
アドバイザー:加藤 沙絵
産婦人科専門医、アメリカヨガアライアンス200hr取得
女性の生理周期に合わせたマッサージはいかがでしたか?
腰痛やむくみ、頭痛や生理痛などを上手に緩和することで、不調に左右されずに自分らしく毎日を過ごしましょう。
ただし生理痛や頭痛がつらいときは、我慢しないで鎮痛薬の服用を。鎮痛薬を利用しても改善が見られない場合は、一人で悩まず、婦人科へ相談しましょう。
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EVE 解熱鎮痛薬1.次の人は服用しないでください。
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
3.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
4.服用に際しては、説明書をよく読んでください。
5.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。