女性の体調は、女性ホルモンの影響を受けて生理周期ごとに変化していきます。今回は、それぞれの生理周期ごとに現れやすい体の悩みを緩和する、ツボによるケアの仕方をご紹介いたします。
生理痛の症状には「隠白(いんぱく)」のツボでケアをしていきましょう。隠白は足の親指の爪の根元あたりにあるツボです。生理痛だけではなく、デトックスや便秘解消などにも効果があり、足のむくみ解消にも役立ちます。
さらにこのツボ押しにプラスして、お風呂などで足湯を行うこともオススメです! なぜなら、足湯は生理痛の原因のひとつ「冷え」を遠ざけてくれるからです。普段はシャワーで入浴を済ませるという方は、月経期にぜひ足湯を試してみて下さい。足湯の適温は38~42度くらいで、浸かる時間の目安は10~20分ほどです。そばにポットを置いておき、時々さし湯をして適温を保ちながら体を温め、リラックスしてくださいね。
卵胞期は生理が終わって不調が少なく調子の良い時期なので、つい仕事や勉強を頑張りすぎてしまうと、首や肩の筋肉の緊張から頭痛を感じることがあるかもしれません。
そんなときには「風池(ふうち)」のツボを押して、頭痛を和らげていきましょう。風池は後頭部の髪の生え際の近く、頭蓋骨のくぼんだ所から指3本分外側にあります。
この風池にプラスして、左右の耳から頭上にむかって線を伸ばしていき、頭頂部で交わったところにある「百会(ひゃくえ)」のツボも頭痛を和らげてくれますので、ぜひ「風池」とあわせてケアしてみてくださいね。
押すときの強さは、いきなりぐりぐりと力強く押すのではなく、まずは指の腹で優しく押して、「痛気持ちいい」くらいの力加減からはじめると良いですよ。
生理痛には、冷えと血行不良が関与していると考えられています。そこで、今の時期から次の生理に備えて、冷えを和らげ、血行を良くするツボでケアを始めておきませんか。
冷えを和らげるツボは「三陰交(さんいんこう)」と「太谿(たいけい)」があります。三陰交は足の内側のくるぶしから指4本分上の太い骨の脇に、太谿は足の内側のくるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみにあります。
この2つのツボ押しにプラスして「足指体操」も取り入れると、より効果的です。足指体操は、足の指を前後左右に開いたり、指を1本ずつ左右に回すだけの手軽にプラスすることができる体操です。むくみや足の疲れ取りになり、血行を促してくれるので、ツボ押しに追加したいオススメのケアです。
生理前になると現れるPMSの症状の中で多い腰痛や頭痛は「足臨泣(あしりんきゅう)」のツボでケアをしていきましょう。
足臨泣は足の小指と薬指の間を足首側へたどって行って、つきあたったところにあります。そして腰痛や頭痛以外にも、足の裏がつったときにこのツボが使えるので覚えておくと役立ちそうですね。
また、生理前のむくみに頭を悩ませている方は、ツボ押しとあわせて足の簡単ケアも加えてみませんか。足の指の間に手の指を挟んで足首をぐるぐる回したり、足の裏全体を親指でもみほぐすだけで手軽にケアできますよ。これだけで、生理直前の困った症状である「むくみ」を和らげることができますから、ツボ押しのついでにぜひ試してみてくださいね。
ツボによるケアは、痛みなどの不調を感じたらすぐにでも始められるセルフケアのひとつなのでオススメです。
ただし、痛み対策のツボを試しても頭痛や生理痛が良くならない場合は、無理をせず、鎮痛薬を服用して痛みをコントロールしていきましょう。鎮痛薬を利用しても改善がみられない場合は一人で悩まず、婦人科で相談しましょう。
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EVE 解熱鎮痛薬1.次の人は服用しないでください。
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
3.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
4.服用に際しては、説明書をよく読んでください。
5.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。