仕事中に、外出先で、何度もトイレに行きたくなる……、いわゆる頻尿といわれる症状を感じたことはありませんか?
年配の人に多いと思われがちな頻尿ですが、20〜30代の若い女性も無縁ではありません。
さっきトイレに行ったのにまたすぐに行きたくなる…、それは膀胱の炎症が原因かもしれません。
なんだかトイレが近い…心当たりのある方は、まずは自分が今どんな状態なのか、早めに確認することをオススメします。
何度もトイレに行きたくなるのは、膀胱の炎症の初期症状。普段、無菌であるはずの尿道や膀胱などに菌が侵入することで膀胱の炎症が起こり、トイレが近くなってしまうのです。
では、なぜ菌が入り込んでしまうのでしょうか?それは、日常生活でやりがちなあるある行動が原因になっているかもしれません。
何度もトイレに行きたくなるのを放っておくと症状が徐々に悪化し、残尿感を感じたり、排尿時にツーンとした痛みを感じるなど、膀胱の炎症の症状が進んでしまう可能性も…。
もし何度もトイレに行きたくなると感じたら、症状を悪化させ苦しい思いをする前に、直ちに対処することを心がけたいですね!
ここで、膀胱の炎症が起こる理由を確認しておきましょう。
膀胱に侵入した雑菌は、通常はおしっこを出すことで押し出され、膀胱内を清潔に保つことができます。しかし、トイレを長時間我慢してしまうと、雑菌は膀胱内で繁殖してしまい、炎症を引き起こしてしまうのです。
また、生理中に長時間交換せずに使用してしまうと、生理ナプキンの中で雑菌が繁殖してしまうこともあるので、注意しましょう。
ちなみに、膀胱の炎症は繰り返しやすいと言われていて、1年以内に膀胱炎になった人のうち、約4人に1人は2回以上発症しているという調査結果もあります(※)。
また、女性のカラダは、男性と比べて膀胱の炎症を起こしやすい構造をしていることも知っておきましょう。それが原因で、雑菌が膀胱内に侵入しやすく、炎症を繰り返してしまうのです。
※小林製薬調べ(20〜69歳女性 2017年8月実施 N=1,031)
膀胱の炎症を繰り返し起こさないためには、水分をしっかり摂り、トイレを我慢しないで排尿することを心がけましょう。また、生理中はナプキンをこまめに交換する、生理以外のときはおりものシートを使うなど、デリケートゾーンを清潔に保つことも大切です!