あなたはセックスの後、そのままシャワーも浴びずに寝てしまっていませんか?実はこれ、膀胱の炎症を起こしやすい原因の1つなんです。
何度もトイレに行きたくなる、おしっこするとツーンとした痛みを感じるといった症状に心当たりがあるなら、もしかしたら膀胱が炎症を起こしているかもしれません。
膀胱の炎症は、初期の段階ではなかなか自覚しにくいので、まずはあなたが予備軍かどうか、セルフチェックで確認してみましょう!
楽しいはずの、彼とのお泊りデート。でもセックス後そのまま寝てしまうと、雑菌が繁殖しやすい不衛生な状態になり、膀胱の炎症の原因になることがあります。
だけど、膣や子宮ではなく、膀胱の炎症になぜセックスが関係するのでしょう?その理由をズバリ解説!
通常、女性の膣内は子宮内に雑菌やウイルスが侵入しないよう、酸性度の高い状態に保たれています。でも、セックスの際に性的興奮により子宮頸管粘液の分泌が活発になると、膣内はアルカリ性に傾いて、酸性に弱い精子の活動を助けます(※1)。
また精子は、射精時に精漿(せいしょう)と呼ばれるアルカリ性の液体に保護された状態で膣内に入ります(※2)。これらによって、セックスの後は膣内がアルカリ性に傾いてバリア機能が低下、雑菌が繁殖しやすい状態になっているのです!
※1:構造機能科学研究所「人体の各部位のpHについて」
※2:神奈川県 健康医療局「丘の上のお医者さん|妊娠・出産の正しい知識」
女性は男性に比べて尿道が短く、外尿道口が膣や肛門と近いので、雑菌が侵入しやすく膀胱の炎症が起こりやすいとされています。
膀胱の炎症を予防するには、とにかく雑菌を繁殖させないことが肝心です!もし次のような行動に心当たりがあるなら、すぐに見直しましょう。
男性器にはさまざまな雑菌が付着しているため、セックスのとき膣内やその周辺に雑菌が侵入してしまうことも。
セックスの後はシャワーを浴びる習慣をつけ、雑菌が膀胱に入り込む可能性を防ぎましょう。
経血がついたナプキンを長時間取り替えないと、デリケートゾーンがムレ、
ナプキンに溜まった経血内で雑菌が繁殖してしまうことも。
経血に含まれるたんぱく質が、雑菌のエサになりやすいので、生理中は経血量問わず、こまめにナプキンを取り替えましょう。