だるい、疲れやすい、めまいがする…「もしかして貧血かも…」と思いつつも何となくやり過ごしていませんか?鉄分はちゃんと摂ってるし、ちょっと休めば治るから…と我慢している女性は多いみたい。しかし貧血は「何となく」の対処では治りにくいもの。心当たりがある人は、改善ポイントを知る前に、まずは自分の貧血度を知るところから始めましょう。
貧血の症状には、めまい・たちくらみ、だるさ、顔色の悪さ、イライラ…などがあります。一見、関係の無さそうな日常生活での不調も、実は貧血のせいだったのかもしれません。
そんな貧血の原因は……ズバリ鉄分不足!
血液の中には、全身に酸素を届けてくれるヘモグロビンという成分があります。ヘモグロビンは鉄分を材料にしてできているため、体の中の鉄分が不足しヘモグロビンが少なくなると、全身に酸素がいきわたらなくなり、貧血の症状が起こります。女性は普段でも毎日鉄分を失っていますが、生理のときはさらに鉄分が失われているので、特に貧血になりやすいのです。
出典:小林製薬
無理なダイエットなどで栄養が偏り鉄分が不足すると、貧血になるだけでなく生理不順になる可能性もあります。生理不順は放っておくと、妊娠にも影響をおよぼすこともあるので、早めの対処が大切です。
失った鉄分を補給するためには、日頃から鉄分豊富な食材を摂ることが大切ですが、実は、鉄分は非常に吸収されにくい栄養素のため、普段の食事やサプリメントで充分な量(成人女性は1日10.5mg※)を補うのは難しいのです。だからこそ、日々の生活習慣の中で、鉄分不足に陥らないように注意して、積極的に鉄分を摂る意識を持つようにしましょう。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より