生理が始まると、なんとなくカラダがだるい、朝起きられない、時にはイライラすることも…生理中だから仕方ないってあきらめていませんか? その原因、もしかしたら貧血が原因かもしれません。気になる症状があったら、一度セルフチェックしてみましょう!
貧血は、その原因によってさまざまな種類に分類されます。その中でも最も多いのは鉄分不足による「鉄欠乏性貧血」。鉄分は、全身に酸素を運ぶ血液中の「ヘモグロビン」に不可欠な成分。鉄欠乏性貧血になるとヘモグロビンが十分に作られないため、全身が酸欠状態になってしまい、貧血の症状があらわれます。
特に成人女性は、毎月約40mgの鉄分を失っているといわれます。そのうちの約17mg(約40%)は生理によるもの。だから生理中は、眠気やだるさなどの貧血の症状を感じやすくなるのです。
また、貧血になると、ダルさ、眠気だけでなく、イライラしたり顔もくすみやすくなるので要注意です。
あなたがもし、鉄欠乏性貧血の予防や改善したいと考えるなら、まずは鉄分不足を補う食材を摂ることが大切です。
女性が1日に必要とされている鉄分量10.5mgですが、これは和牛ヒレ肉なら420g、ホウレンソウなら1と1/4束食べなくてはなりません。
また、貧血に対処する上では、しっかりとした睡眠を取ることも大切。睡眠が足りていないと、鉄分の吸収を妨げてしまうのです。
鉄分の摂取とあわせて、生活習慣の見直しを意識することも貧血改善に役立つことを知っておきましょう。