生理中の立ちくらみや、だるさ、眠気などの症状があって普段の生活がツラいと感じているなら、それは貧血の症状なのかも。特に生理中は、経血が原因で鉄分が失われてしまいます。
貧血症状は、いつも通りの生活を負担に感じるだけではありません。ちょっとでも気になる症状があったら、一度セルフチェックで自分の状態を確認してみましょう!
貧血は、体内の鉄分が不足することで血液中の「ヘモグロビン」の量が少なくなり、カラダ全体に酸素を十分に巡らせることができなくなっている状態のこと。
成人女性は毎月約40mgの鉄分を失っていますが、その約40%は生理の経血によるものだと知っていましたか?
この経血によって、生理期間の約1週間で多くの鉄分が失われてしまうため、生理中は貧血の症状が出やすいのです。
また、成長期や妊娠・出産などで鉄の必要量が増える時期や、ダイエット目的の偏った食生活をしている女性は、特に貧血になりやすいとも言われています。
成人女性に推奨される鉄分摂取量は、1日あたり10.5mgです(※)。これは、鉄分が多いと言われるホウレンソウでも1と1/4束分に相当する量です。普段の食事では簡単に十分な量を摂ることが難しいことがお分りいただけるでしょうか?
一方、実際の現代日本人女性(成人)の平均鉄分摂取量は1日あたり7.5 mgです。20歳代から40歳代に注目してみると、1日あたり平均6.4〜6.8 mgと、なんと半数以上の女性が鉄分が足りていない状態といえます(※)。
ところで、実際どんな食べ物に多く鉄分が含まれているのか知っていますか?