年齢によって変化する生理前〜生理中のココロやカラダのツラい症状。「体質だから」「女子だから仕方ない」とあきらめるのはまだ早い!
不調の原因となる生理の症状タイプを知ることで、自分にあった対処法が見つかるはず!
女性ホルモンには、大きく2つの種類があり、生理後は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌量が増え、排卵後には「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が多く分泌されます。
このうち、プロゲステロンの分泌量が増える生理の3〜10日ほど前は、ホルモンバランスが乱れ、イライラ感や気分の落ち込み、頭痛、むくみ、眠気など、さまざまな不調の原因になると言われています。
この生理前〜生理中に現れる不調は、女性ホルモンの分泌が活発な10代後半から40代前半の「性成熟期」と言われる時期に特に顕著になります。
そして、性成熟期の期間中でも、同じ症状が一定して現れるわけではなく、年齢によって異なる不調が現れてくるのです。
女性の体調はホルモンバランスの乱れに左右されていると言っても過言ではありません!そのためにも、まずは自分のココロとカラダと向き合って、年齢や生理周期に合わせた適切なケアを心がけることが大切です。
生理前〜生理中の不調を改善するには、ホルモンバランスの乱れを整えることが大切。
東洋医学では、健康をつかさどる<気・血・水>の3つの要素のバランスが崩れると、生理トラブルが起こると考えられています。
カラダとココロの活動に必要なエネルギーのこと。気が乱れると、気分の落ち込みやイライラ、めまい、耳鳴りなどの症状が起こりやすくなります。
体中をめぐり、栄養や老廃物を運ぶ血液のこと。血が滞ると冷えやのぼせ、肩こり、肌あれ、にきび、精神不安などが起こりやすくなります。
体液や分泌液など、血液以外の水分のこと。水の流れが滞ると、めまいや頭の重さ、カラダのだるさなどを感じやすくなります。
そして東洋医学では、天然由来の医薬品である「生薬」を、<気・血・水>それぞれの症状に合わせて組み合わせることで、乱れを整えていくとされています。