大切な予定があるときに限って、生理が予定通りにこなかったり、いつもより生理の症状が重かったりするもの…。生理周期が乱れがちな人の中には「体質だから」と諦めている人もいるかもしれませんが、生理不順には原因があります。次の生理が予定どおり来るかどうか不安なら、まずはその原因をチェックしてみましょう!
生理の遅れ、生理不順をはじめとする生理にまつわる諸症状は、カラダの中で女性ホルモンのバランスが急激に変化することによって引き起こされます。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、一方が過剰に分泌されたり、逆に少な過ぎたりすると、ホルモンバランスが乱れて生理不順の症状を引き起こしてしまうことがあるのです。
東洋医学では、ホルモンバランスが乱れる原因を、カラダを巡り健康をつかさどる<気・血・水>の3つの要素に分類して考えるのだそう。
あなたの感じる症状が、どの項目に分類するか、チェックしてみましょう。
A子のようにストレスのたまった状態が続くと、<気>のバランスが崩れて、生理不順が起こりやすくなります。そのため、<気>の症状に合った対処をすることが必要です。
東洋医学では、<気・血・水>の乱れによる不調を改善するために、それぞれのタイプに合った生薬を服用して乱れを整えます。
たとえば、A子のように<気>が滞っている場合は、桂皮(ケイヒ)や人参(ニンジン)を用いるなど、症状にあった対策が考えられているのです。